氷菓は、原作でもアニメでも地方農村のモヤモヤした空気感をうまく描写していますね。年中行事にまつわるドタバタ感はとても雰囲気でてた。
内容のほうは、さすがに原作で1巻まるごと使っていたエピソードを30分に収めたおかげで、村の人々の思惑や里志についての細かいエピソードが削られていました。けれど、むしろ奉太郎とえるのエピソードであるということを割りきって作られていたので、2人の物語の最終話としてうまくまとめられていたと感じます。
原作と描写が異なる部分で、とくに印象的だったのは、終盤に奉太郎が口にした「ところでお前が諦めた経営的戦略眼についてだが、俺が修めるというのはどうだろう?」というセリフ。原作では結局口にすることができずモノローグでの描写だったのだけど、アニメではちゃんと言えていましたね(伝わってなかったけど)。アニメでは、原作以上に奉太郎とえるの関係性が伝わりやすくなるような工夫があちこちにあったので、このアレンジもその一環なのでしょうね。
尺の都合でOP/EDがカットされることが多かった本作ですが、最終話ではどちらもちゃんと収めてきたところは、地味によかった。
内容のほうは、さすがに原作で1巻まるごと使っていたエピソードを30分に収めたおかげで、村の人々の思惑や里志についての細かいエピソードが削られていました。けれど、むしろ奉太郎とえるのエピソードであるということを割りきって作られていたので、2人の物語の最終話としてうまくまとめられていたと感じます。
原作と描写が異なる部分で、とくに印象的だったのは、終盤に奉太郎が口にした「ところでお前が諦めた経営的戦略眼についてだが、俺が修めるというのはどうだろう?」というセリフ。原作では結局口にすることができずモノローグでの描写だったのだけど、アニメではちゃんと言えていましたね(伝わってなかったけど)。アニメでは、原作以上に奉太郎とえるの関係性が伝わりやすくなるような工夫があちこちにあったので、このアレンジもその一環なのでしょうね。
尺の都合でOP/EDがカットされることが多かった本作ですが、最終話ではどちらもちゃんと収めてきたところは、地味によかった。