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2013/09/06
劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
junya
まあまあよかった
映画館
あの花はTVシリーズの時から、どのように受け取るべきなのかがあまりハッキリと示されていない、受け手にもある程度の負担を強いるタイプの作品だなと感じていました。
舞台や小物、キャラクターの描写などはきわめてリアルなのに、ストーリーの根幹はファンタジーであって「何」が「どうなった」物語と捉えるかはあくまで視聴者に委ねられている。そのバランスの取り方が個人的にはどうも居心地悪く、TVシリーズの時も夢中になるほど入り込んだ作品ではありませんでした。
今回、劇場版を観て再確認したのは、登場人物の心情や行動の描写において無難で綺麗に作るなら避けてもよさそうなところをあえて踏み抜いていく感じが、岡田麿里さんだよなというところ。
花咲くいろはの劇場版でもそうでしたが、いちいち観客の心臓によくないほうに舵を切っている(ように感じる)。見ている側としては「そこは明言しないでおいても…」とか「ここは雰囲気で流しておこうよ」なんて思ってしまう一方で、役者さんにとってはとてもやり甲斐のある場面だろうと思える場面も多いので、いいぞもっとやれと言っておくのがいいんだろうなあ。ただ、「アニメでまで酷い現実なんか見たくないわ!」という層には敬遠されそう。
内容についてはあえて語らないほうがいいと思うので触れません。
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