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  1. 最期のチェインバーのセリフに無駄がなく、ひとつひとつの単語がよく考えたうえで選ばれているのが伝わってきて(軍籍を剥奪した直後から自分とレドの呼称の仕方が変化している)、このシーンを描くためにこの作品はあったんじゃないかなあと感じました。

    チェインバーがレドに最終意思確認をしたあと、レドの返答に対してチェインバーが逡巡するような間があったように思えるし、別れ際に一回転して顔を合わせるような動きを見せたりもしていて、チェインバーの変化を伺わせるのが感慨深い。その後、警報が鳴り出してからの視聴者の「えっ、何事?やばい感じ…退去…?あっ(察し)」みたいな理解の過程を手玉に取るセリフ回しも巧みでした。

    チェインバーの喪失にレドが涙を流したのもよかった。

    人間味溢れる機械のコミカルさと、それを逆手に取った感動のさせ方という点では、ターミネーター2に通じる感じ。チェインバーが親指を立てて溶鉱炉に沈むシーンは涙なしには見れません。

    終わりよければすべてよしという感じもはあるけど、1クールで綺麗にまとまった作品だったと思います。後日談とかスピンオフが作りやすい終わり方なのは、メディアミックス作品らしいところ。