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  1. 一挙放送してたので視聴。原作も全部読んだ後なので、ひどいギャグと謎シリアスのバランスも把握できていて、安心して見られました。

    当初、のうりんは下ネタ&パロディギャグが核の作品かと思っていましたが、アニメ放送と平行して原作をひと通り読んだことで、そのへんの認識が全部ひっくり返るという面白い体験ができた作品です。

    アニメになったエピソードはもちろん、それ以降の展開でも、実はすごく真摯に農業と日本の農家が抱える課題を描いています。TPPのように明確な正解がないような問題に対しても安易なファンタジー的結末にはせずに、農業高校生が手の届くレベルでの現実的な解を出させるというところを目指している部分に作者の誠実さを感じます。

    一方で、暗いだけの農業ではなく、読後にはちゃんと農業っていいなと思えるように魅力も上手く描かれているので、ライトノベルとしてのバランスはちゃんと保たれています。そういう意味で、すごく丁寧かつ細部まで気を使って書かれている作品だと思います。自治体やモデルとなった高校が、ベッキーのような部分も承知したうえでそれでも応援してくれるというのもすごく頷けます。

    といったように、シリアスな部分があくまでリアルになるように描かれているぶん、それを中和するためのパロディとギャグのレベルが振りきれてしまうんだろうな…と今では納得してベッキーを受け止められるようになりました。
  2. 花澤さんの「オゥフ」、初めて聞いたけどよかったw。

    まるで農業アニメかと思ってしまうようないいお話でしたね。
  3. いい話だった