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  • 「ラブライブ! The School Idol Movie」の画像
    もともとラブライブがミュージカルっぽい演出を念頭にしていることもあって、今回もニューヨークやブロードウェイを舞台に唐突かつスピリチュアルな展開が多く、見ている側が落ち着かない懐かしい感じ。
    ああ、ラブライブってこうだったなあ。

    ファンタジックなミュージカル演出とのバランスをとるためか、ニューヨークのような具体的な地名が劇中では一切言葉にされないところは巧妙でした(秋葉原は連呼してるけど)。

    ストーリー的にはμ'sの集大成という感じで、海未ちゃんババ抜き、左下から飛び出すことり、枕を忘れないことり等のファンサービスもしっかりおさえられていて安定していました。A-RISEの出番が多めだったのもよかった(しかし、この3人が出てくるとなんだか笑ってしまう)。

    μ's、A-RISE以外のスクールアイドルたちをしっかり登場させたところにも感心しました。作業量的にも世界観的にもなかなか難しいところだと思いますが、「こういう世界観なのだ」という前提を作っておくことで次プロジェクトへ橋渡しをしやすくなるのはアイマスシリーズでも実証済みですし、劇場版に留まらない広い視点で見た時の冴えたやり方だったと思います。